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半世紀前を考える

今から50年前の1971年ってすごい年だったんだなと思います。

これでもかというほどロックの名盤が次々と生まれた年。70年も69年も72年もすごいんですがね。

ロックが一番ノリに乗ってた時期みたいですね、あの数年間は。

デレク&ザ・ドミノスは「いとしのレイラ」
ジョン・レノンは「イマジン」
レッド・ツェッペリンは「Ⅳ」を出し、
ELPは「タルカス」を、
ローリング・ストーンズは「スティッキー・フィンガーズ」を、
T.Rexは「電気の武者」を出した年。

凄まじい…!
まだまだあります。
しかもこの年にクイーンが結成されています。

いいないいな。

でもタイムスリップしたいとは思いません。
スマホがないとつらいし、これから起こる出来事がわかってしまうのは嫌ですね。

映画「ミッドナイト・イン・パリ」を思い出します。

拗らせた懐古趣味の作家が、パリ滞在中の深夜に自分が生まれる前の過去にタイムスリップし、様々な時代の文化人と交流する話なのですが、
憧れの文豪に会えたりするものだから、「今はつまらない。この時代はいいな。」って思ってしまうんですよね。
しかし、彼が過去の時代で出会う人は皆、彼と同じように「昔は良かった」と言うのです。

ないものねだりなんですね。

私も、今を生きているからこそ70年代ロックに憧れているんだろうと思います。

当時の若者だったら、そこそこハマっている自信はありますがそれほどではないと思います。

今は、50年前の曲がサブスクでいつでも聴ける最高の時代。
好めばLPだって手に入っちゃいます。

音楽を聴くのにはベストな環境です。
でもやっぱり、情報が限られているからこそ宿る情熱というものがあることも否定できません。
LPの貸し借りとかしてみたいですしね。

実際タイムトラベルなんてできないので、
どう足掻いても今を生きていくしかないんです。

半世紀前の名盤を聴きながら、
時を前に進めていきましょう。
エリック・クラプトンが、ストーンズがまだ元気なことに感謝。

「半世紀前を考える」への4件のフィードバック

  1. リアルタイムではなく、アーチスト毎に縦軸で音楽を聴いていると、同じ年、時期とかの横軸的な感覚は見逃しがちですね。日本では、はっぴいえんどの風街ろまんが発売!

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