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蝉の鳴き声

最期の悪足掻きの様だと思った

少しづつ気温が下がる。夜と朝はもう寒い
続いた悪天候も手伝って、夏の終わりが見えて来た様な気がした
季節が黙って去るのは…と、好きな歌の詩にあるが、実際寂しいと感じている

極彩色を楽しめる季節は夏だけで、植物の緑が生えるのも夏だけで、
これから少しずつモノトーンの世界に至る

秋の紅葉は美しいが、それは命が終わる前の鮮烈な輝きとも言えるし
でももし夏の青い空に赤や黄色に染まった葉が存在していたら、
きっと違う世界が見えるのだろう
相反する概念の同居
そんな世界も夢で見て見たい

夜はもう秋の鳴き声に満ちている

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