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ヴァンパイアな気分

 

秋といえばヴァンパイア映画★

 

好きなヴァンパイア映画について少しだけ語らせてください。

作品名は

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2013)

 

数世紀もの間、人間社会に紛れ込んで生き延びている吸血鬼カップル、アダムとイヴのお話です。

 

アダムを演じるトム・ヒドルストンは、「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」シリーズのロキ役で有名なイギリス人俳優。とにかくかっこいい。

アダムはミュージシャンという設定で生きているのですが、昼間には活動しないので明らかに怪しい。退廃的で元気なさそうなところが最高です。私が作中の世界にいたらファンになっています。

 

イヴを演じるティルダ・スウィントンもイギリスの名女優です。

なんと相手役のトム・ヒドルストンよりも20歳以上年上の彼女。

この映画の撮影当時すでに50代でしたが、全く年の差を感じさせない、年齢不詳のヴァンパイア姿に圧倒されます。時の概念を忘れてしまいそう。とにかく美しいのですが、生きている感じがしないのです。

 

このカップルの日常描写にうっとりしてしまいます。

病院で盗んできた血液を、棒付きアイスのように凍らせて舐めたり

小さなワイングラスに注いでちびちび味わったりするんです。

 

さらに、地球環境の悪化により人間の血液の質が悪くなっており、ヴァンパイアは絶滅の危機に瀕しているという設定も面白い。

長く生きすぎているがゆえ何にも希望を見出せず、仲間同士で身を寄せあって細々と生きているヴァンパイアたち。

彼らは決して格好悪い真似はしないのです。吸血して人を殺すなんてもってのほか。現実は厳しいけれど、美しく気高く存在し続けようと葛藤し、苦悩する姿がそれまた美しい。

 

少々刺激的な描写も目立つダークな世界観が癖になります。

予告編はこちら↓

 

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