夢の中でフランス(知らない河川敷だが何故かフランスと認識している)をカメラを持って散策していました。
私はどうやら電車でそこまでやってきたようで、でも帰り方も言葉も分からず、とりあえず来たからには写真に残しておこうと思って快晴とも曇り空とも言えぬ、ほどよい気温の中で川やら何やらシャッターを切っていました。
ふと足元を見ると斜めになっているレンガの上にアシなどの枯れ葉がたくさん散らばり、その間に毛虫が大量に蠢いていました。
アメシロのような小ぶりなものが数十匹、私は幸い何故かいつも履いているビーチサンダルではなく、靴を履いていたのでそこまでの動揺をする事はなかったのですが、後ろを見ても前を見てもそこら中に毛虫が。フランス人(?)は意に介さずその斜面に座り込み談笑していたり、子供の遊ぶのを眺めていたり。
飛び跳ねながらようやく毛虫のいない場所まで辿り着いても、服やら体の何処かにくっついているのではないかと落ち着くことが出来ず、近くにいる子供に伝わらない言葉で話しかけました。
身振り手振りで「私に」「毛虫が」「いないか見て」を伝え、理解した風な少年に任せ掻痒感にざわめく理性を抑えつけながらその場でゆっくり回転します。
少年の付近にはちょうど木の柵のようなものがあったので、その上を指で虫が這う動作をするのが容易でした。
このあたりで意識が途絶えているのですがどうやら毛虫は私の額にいたようで、目覚めてからも不快感が拭えませんでした。
おわり。