アイアムアヒーロー見ました。日本のゾンビもので、平凡な主人公が英雄になるはなし。
漫画を1日1話ずつ読んでいて面白いので映画も見てみようかと。
漫画では一コマ一コマの心理描写が素晴らしく、臨場感を持って不安や恐怖を感じる事ができます。
画面の端まで伏線や細かいネタが書き込まれていて、毎回読むのが楽しみな漫画です。
映画もドキドキするような展開が待っているに違いない!と期待して見てみました。
見た結果…少し思っていたのと違いました…
映像だからこそのゴア表現のやりすぎ感と、漫画のコマとコマで表現されていた、静止した躍動感というんですか、何かそういうものが映画なのであまり感じられなかったというか。
あと漫画だとキャラクターはその人でしか無いけれど、映画では〇〇が演じている〇〇になってしまって、漫画ではものすごく持てた主人公への愛着が映画ではそれほど持てなかったというか。
ただ、映像ならではの好きだったところとしては、ZQN(この世界のゾンビの呼び名です)の動きです。
死んでいるので骨折も脱臼も欠損も関係なく体を動かしてこちらに向かってくる様とか、とても気持ち悪くて良かったと思います。
漫画でこう動くんだろうな…と想像していたものがそのまま動き出した感じ。
あと、雑魚ZQNを大量に倒し、一段落したと安心した瞬間に最後の一匹が上から落ちてくるところ。
もうですね、ラスボス登場って感じが物凄くてテンション上がりました。
ゲームだったら大量に出てくる雑魚がボス戦と思い全力で戦って、回復薬も強化薬もMPも使い倒して、ギリギリのところで全部倒して、
HPも赤に差し掛かるところで、終わった…エンディングだ…なんて息をついたところ唐突にイベントムービーが始まって、
めっちゃ強そうなやつが登場するっていう。絶望。
これでセーブのタイミングが最初の大量雑魚戦だった日には更に最高ですね。
話が逸れましたが、その2点はとても好きでした。
両方見る場合は漫画を読む前に映画を観た方が、世界に入りやすくなってより楽しめるかもしれません。
漫画は映画に入り切らなかったもろもろが盛りだくさんです!
漫画では富士山須走口五合目とかアウトレットなんかも出てきて、見覚えのある風景に更にテンションが上がります。